福岡市のパーソナルトレーニングジム、Personal Body Managementのパーソナルトレーナー中村治人です。いつもブログをお読みいただきまして誠にありがとうございます。本日は、11月14日にサンカルナ博多の森にて実施させていただいた、AI姿勢測定&パーソナルトレーニング体験イベントのレポートになります。PBM長丘本店とはまた違った姿勢測定会になりました。運動の良さや、人と人だからこそ出来る良い時間を共有させていただくことができました。個人的にはパーソナルトレーニングだからこそ出来るトレーニングというものも再確認できたような気がします。よかったら最後までお読みくださいね。
【目次】
- サンカルナ博多の森とは
- 姿勢測定イベントの詳細
- 心に残ったこと
- 感想
1.サンカルナ博多の森とは
今回訪問させていただいたのは、サンカルナ博多の森という有料老人ホームです。
サンカルナ博多の森は、地下鉄福岡空港駅から歩いて約15分のところにあります。全23タイプのお部屋の間取りがあり、フィットネスルームや大浴場、レストランなど、快適な生活が送れる空間のあるホームでした。多目的ホールでは、様々なイベントが毎週のように行われているようで、非常に活気もありながらプライベートも充実できるような印象を受けました。そのような中で、今回PBMは多目的ホールにてAIを使った姿勢測定とショートパーソナルトレーニングを実施させていただきました。
PBMは普段パーソナルトレーニング中にマッサージベットを使うことは多いと思います。トレーニングの前に少しメンテナンスを入れたりすることで、その後のトレーニングが動きやすい状態で行ったりできるのですが、今回は、ベットの上で体勢を変えたりできるのだろうか、ベットの乗り降りが大変な可能性はないのだろうか、など不安がありました。実際、加齢とともに体力はもちろんそうですが、身体の可動性を失っていきます。そのような状態で運動のスタートはトレーニングやエクササイズが絞られてきてしまいます。無理に実施しようとすると身体を痛めてしまう可能性もあります。あらゆる方面に気を付け最新の注意を払いながらすすめていく必要がありました。
2.姿勢測定イベント概要
イベントは次のように実施していきました。
- カウンセリング
- AI搭載のアプリを使った姿勢測定
- フィードバック
- ショートパーソナルトレーニング
- 自宅での運動のご案内
今回はワンフロアーのスペースをお借りして、同時に3~4名でも行えるように準備していきました。お一人あたり30分を目安にご案内していきました。
今回は高齢者へのご案内ということもあって、姿勢の乱れや、慢性的な腰痛やひざ痛にお悩みの方が多いように感じました。ですが、サンカルナの方々はご自身で身体のケアや通院及びリハビリに通っている方が非常に多いのも印象的でした。また、近くの公共施設のプールを利用されたり、週末スポーツを楽しまれている方も多っかたように思います。
いざ姿勢の測定へ―
姿勢の測定はされたことがない方がほとんどでした。今回使用したのは「Sportip Pro」という撮影した姿勢をAIによって数値化して評価するアプリケーションソフトです。これは、特定の基準の中でいくつか姿勢や動作を撮影し、簡単に姿勢を評価することができるアプリです。必要なのはタブレット端末のみ!とても簡単です。
昨今は姿勢を評価してトレーニングを行うことところは増えてきたように思いますが、お客様にいかにわかりやすく姿勢をお伝えするかということは重要なことだと思います。Sportip Pro を使うことで、姿勢の可視化が容易になり加えてプロのパーソナルトレーナーの目線で現在の姿勢の状態をお伝えさせていただきました。
(画像は実際の評価です)
みなさんのご感想としては
数値と一緒に見るととても分かりやすいようで、
- こんなに左右で差があるのか
- 今までどこが悪かったのか分からなかった
- 姿勢の歪みをを直したくなった
- 見るほど何とかしたくなる
- 初めて自分の姿勢が分かった
- リハビリに行ってるけどまだまだだね
などの感想をいただきました。姿勢の重要性はみなさんなんとなくイメージはあるようでしたが、なぜ重要なのかというところまではまだまだイメージが薄いようでした。
運動と姿勢の関係
姿勢は基本的に前後左右のバランスが取れていることが理想的です。関節の負担を軽減し筋肉の余計な働きを抑えることができます。
運動の重要性は身体をコントロールするところにあります。他動的なアプローチ(マッサージ、整体など)のだけでは、身体の姿勢を制御するやり方や方法を学習することができません。
正しい動かし方を知ることで、理想的な動きを再現することができます。では、間違った動きを正しいと思って動かしていたら…もしくは「正しい姿勢と思っている姿勢が間違った姿勢だったら…」
筋肉の緊張がほぐれ身体が軽くなり、柔軟性や可動性が向上して終わっていると非常にもったいないのです。身体がほぐれてら正しく身体を動かすための学習≒トレーニングをすることで、根本的なアプローチが達成できます。
ショートパーソナルトレーニング
限られた時間の中で、パーソナルトレーニングを実施することはなかなか大変です。まずは、お客様とトレーニングの方向性を確認する必要があります。AIで姿勢を測定した結果を踏まえて、どこからトレーニングをしていくのかを決めていきます。トレーニング効果は即効性が薄いため、計画的に進めることが成功への秘訣です。今回はその中でも15~20分程度の中でのご案内となるので、股関節や肩回りへのトレーニングのご案内が多くなりました。初回という事もあり、まだまだお互いのコミュニケーション不足も否めないため、出来るだけ簡素にシンプルにご案内するよう心掛けました。
狙いを絞った案内でしたが、正しく動作を行うと一定の効果はあるので、ご参加いただいた皆様も楽しそうにトレーニングを実践されていました。今回ご案内したエクササイズのうち1~3つ程度の運動をご自宅で行えるようにご案内して終了です。
マッサージベットでのボディメンテナンス
イスに座って出来るエクササイズのご案内
3.心に残ったこと
パーソナルトレーニングの良さは、お客様の身体の状態に合わせて完全のオーダーメイドで行えるところにあります。身体の状態とは、外側のことだけではなく、内面的な問題から、志向や好みの問題まであります。お客様が一番納得して運動に取り組んでいただけるのがパーソナルトレーニングの良さなのではないかと考えています。
その中で、闘病生活を始めて1年になるお客様がいらっしゃいました。体力が少しずつ落ちてきていることを実感されていたようでした。闘病を始めてどにょうに身体の姿勢が変化しているのか見てみたいということでイベントに参加したとのことで、撮影してい見ると猫背になっており、、また身体の緊張が強く感じました。
緊張が強い状態では、筋肉の十分な伸張性を得られずトレーニングに入るには、一つクッションを入れた方がいいと思い、まずはメンテナンスをオススメしてみました。メンテナンス中はリラックスされていたようで、少しずつ身体を動かすことが楽になられているのはわたしも感じました。その後身体が軽くなり表情まで明るくなられたのには私もびっくりしました。
PBMはトレーニングを行う前段階としてメンテンナンスを行うことがあります。その理由は上記のお客様のようなケースに対応するためです。いきなり運動でなく身体が動かしやすい状況を作って、運動につなげることもパーソナルトレーニングのいいところかもしれません。
4.最後に
振り返って、日ごろPBMと場所を変えて、今回サンカルナにお邪魔させていただいて思うことは、早くコロナが収まらないかなーというところがあります(;^_^A
というのも、現在のこの状況でコロナが完全に終息した…とは私は思えません。確かに感染者数は落ち着いていますが…。コロナがなければこういったイベントがやりやすくなるのかなと思ったからです。自分も今回参加してよかったと思いますし、まだまだパーソナルトレーニングは皆さんに貢献できるなと感じました。なにより、人と人交流にが難しくなってしまったご時世に、このような機会をいただき私自身とても新鮮でした。いろいろなお話をさせていただきながら行うパーソナルトレーニングは楽しいです。
ご参加いただいたみなさまからも、うれしい言葉を頂戴し、その後の励みにさせていただいています。ほぼ全員の参加者様がパーソナルトレーニング初体験であったと思いますが、「こんなに簡単でいいのか」と驚かれていたと他のスタッフからは聞いています。今回のイベントをきっかけに、継続してパーソナルトレーニングを行っていただいているお客様もいらっしゃいます。精一杯サポートさせていただきたいと思います。
最後になりましたが、サンカルナ博多の森のみなさまありがとうございました。